医薬品、医薬部外品、化粧品の違い

インフルエンザやノロウイルスが流行ると、一番の対策は手洗いです。

 

薬用せっけんには効果がない

 

この季節にはどこの家庭にも、小さな子供がいる家庭では特に、洗面所に薬用せっけんが置いてあるのではないでしょうか。

 

普通の石けんより薬用せっけんの方が、殺菌能力があり、ばい菌を殺してくれるイメージがありますよね。

 

そんな身近にある「石鹸」ですが、肌に触るスキンケア製品は、薬事法で管理され、大きく3つに分かれています。

医薬品

医薬品は、その名の通り、薬です。治療や改善を目的に薬として開発された製品で、医師の処方の元使用するか薬局で購入します。

 

日本では法的に、医師が処方する医療用医薬品と、薬局やドラッグストアなどで誰でも購入できる一般用医薬品と分けられています。

医薬部外品

医薬部外品は、厚生労働省が認可した有効成分が一定の割合で配合され、この効果を表示することができます。

化粧品

化粧品は、清潔にする、美しくする、魅力を増す、健やかに保つなどの目的で使用される製品で、効果や効能を訴求できません。

 

簡単に言うと、有効成分が含まれ効果効能を訴求できるものが「医薬部外品」、訴求できないものが「化粧品」と言う分類になります。

薬用せっけんと普通の石けんとの違いはない

有効成分を含んでいる石鹸は「医薬部外品」の「薬用せっけん」などがあり、普通の石けんは「化粧品」として販売されています。

 

薬用石鹸には、細菌を殺す有効成分が含まれるため、抗菌石鹸として誰もが目にしていました。

 

ところが、最近、アメリカで行われた実験で、「薬用せっけん」でも「普通の石けん」でも殺菌効果にほとんど違いがないことが分かりました。

 

それどころか、薬用せっけんに含まれる殺菌成分「トリクロサン」と「トリクロカルバン」に環境ホルモン作用があることが指摘され、アメリカでは使用を禁止されました。

 

環境ホルモンとは、体内に入り込むとあたかもホルモンのように作用し、内分泌系を狂わすものです。

 

環境ホルモンと言えば、ヒトに対する大きな影響として、精子の減少が挙げられています。環境ホルモンによる男性生殖器の異常の増加も報告され、男性の不妊症の増加が懸念されてます。

殺菌成分「トリクロサン」と「トリクロカルバン」に環境ホルモン作用

日本で販売されている殺菌作用のある石鹸には、殺菌成分「トリクロサン」と「トリクロカルバン」が含まれている製品があります。

 

この「トリクロサン」と「トリクロカルバン」に環境ホルモン作用があり、この成分が体内に取り込まれると、内分泌かく乱作用や筋収縮異常がおこり、動物実験では、肝硬変や肝細胞癌の発症リスクが高まるとの報告がされました。

殺菌成分「トリクロサン」と「トリクロカルバン」が含まれる薬用せっけん

  • 薬用せっけんミューズ(アース製薬)
  • ビオレU薬用泡ハンドソープ(花王)
  • ナイーブ 薬用ハンドソープ(クラシエ)
  • 薬用ハンドソープ メディキュッ(ロケット石鹸)
  • デオタンニングソープ(柿渋石けん)(コスメテックスローランド)
  • メディッシュ薬用ハンドソープ(牛乳石鹸共進社)
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    どの製品も、スーパーやドラッグストアなどで良く見かけ、一度や二度は手にしたことがあるのではないでしょうか。

     

    日本では、「トリクロサン」と「トリクロカルバン」は認可を受けている成分ですので、これからの対応が待たれますが、アメリカでは今年(2016年9月)から販売禁止、ヨーロッパでは昨年から販売中止になっています。

     

    もし、厚生労働省が認可を取り消せば、上記の製品から、この成分を抜いた製品に変更され、殺菌作用は訴求できなくなります。

     

    一部のメーカーでは成分の使用を中止を検討しているそうです。

     

    また、薬用石鹸のほかにも、歯磨き粉やマウスウォッシュにも、「トリクロサン」が含まれています。

    殺菌成分「トリクロサン」が含まれる歯磨き粉

  • ピュオーラ薬用ハミガキ(花王)
  • 薬用ディープクリーンハミガキ(花王)
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    歯磨き粉に関しては、私は、ピュオーラもディープクリーンもずっと愛用してきました^^;

     

    「トリクロサン」は、口からだけでなく、皮膚からも体内に取り込まれます。

     

    「トリクロサン」は、洗顔、クレンジング、スキンケア、ヘアケア、ボディケア、日焼け止め、ベースクリーム、口紅など、多くの化粧品にも含まれているいます。

     

    ご心配なら、自分の使用している化粧品の成分を確認してみると良いですね。

    米肌の成分

    と言うことで、米肌の化粧水と石鹸の成分を調べてみました。

    米肌石鹸の成分名

  • カリ含有石ケン素地
  • ラウリン酸
  • グリセリン
  • オリーブ油
  • グリコシルトレハロース
  • コメエキス
  • ダイズ発酵エキス
  • トコフェロール
  • ビフィズス菌発酵エキス
  • ポリクオタニウム-51
  • BG
  • エタノール
  • クエン酸
  • スクロース
  • 加水分解水添デンプン
  • 結晶セルロース
  • 乳酸Na
  • フェノキシエタノール
  • メチルパラベン
  • 米肌化粧水の成分名

  • BG
  • エタノール
  • グリセリン
  • ジグリセリン
  • グリコシルトレハロース
  • コメエキス
  • ダイズ発酵エキス
  • ビフィズス菌発酵エキス
  • EDTA-2Na
  • イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油
  • オクチルドデカノール
  • キサンタンガム
  • クエン酸
  • チオ硫酸Na
  • リン酸2Na
  • 加水分解水添デンプン
  • 乳酸Na
  • メチルパラベン
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    とりあえず、米肌の石けんと化粧水には、「トリクロサン」と「トリクロカルバン」は含まれていませんでした。